(随時更新) [AWS re:Invent 2024] Matt Garman Keynoteで発表された新サービスまとめ #AWSreInvent

(随時更新) [AWS re:Invent 2024] Matt Garman Keynoteで発表された新サービスまとめ #AWSreInvent

Clock Icon2024.12.04

こんにちは、菊池です。

AWS re:Invent 2024、現地ラスベガスからお送りしています。すでに大量のアップデートが公開されていますが、いよいよ始まったMatt Garman Keynoteの中で発表された新サービスをまとめていきます。

発表された新サービス

Amazon EC2 P6インスタンス

新しいGPUインスタンス、P6の登場がアナウンスされました。NVIDIAのGPU Backwellを搭載したインスタンスです。

Amazon EC2 Trn2インスタンス/Trn2 UltraServers

LLMや生成AIの躍進により、AIのトレーニング・推論の需要は高まっており、モデルの大規模化も相まって、NVidia GPUのエコシステムよりもトレーニングをコスト効率よく実現する手法が求められています。それを解決するのが、AWS Trainium2カスタムチップを搭載したAmazon EC2 Trn2インスタンス、Trn2 UltraServerです。

AWS Trainium3

AWSが開発した機械学習の学習に特化した専用チップ、Trainiumの最新世代、Trainium3がアナウンスされました。

Amazon S3 Tables

Amazon S3 Metadata

Amazon S3バケットのクエリ可能なオブジェクトメタデータ(プレビュー版)が発表されました。S3バケット内のオブジェクトメタデータを自動的に生成し、効率的にクエリできるようになります。

Amazon Aurora DSQL (Preview)

Aurora DSQL は事実上無制限のスケールするサーバーレスな分散 SQL データベースです。3個の AZ にまたがる Active/Active の単一クラスタを提供して、レプリケーションやフェイルオーバーの操作を最小限に抑えます。ACID 特性を備えており、強いデータ一貫性を提供します。

Amazon DyanamoDB global tables がマルチリージョンで強固な一貫性をサポート

Amazon DynamoDB Global Tableは、マルチリージョンの強い整合性をサポートするようになりました。これにより、よりトランザクションがシビアなシステムであっても、RPOがゼロの可用性の高いマルチリージョンアプリケーションを構築することが可能になります。

Amazon Bedrock Model Distillation (Preview)

教師モデルと呼ばれるより大規模な基盤モデルから生成した応答を使い、より小規模な基盤モデルをFine-Tuningすることで、特定のユースケース向けの蒸留モデルを作成する工程を自動化する機能です。教師モデルに近い精度で、より安く高速でコスト効率の高い基盤モデルを作成できます。

Amazon Bedrock Automated Reasoning checks

従来では、Amazon Bedrock ガードレールで不適切なコンテンツや個人情報などのセンシティブなコンテンツをフィルタリングすることができました。今回のアップデートでは、出力された回答が論理的に正しいのか、自動的に検証が行えるようになり誤った回答などが出力されるのを防ぐことができるようになります。

Amazon Bedrock multi-agent collaboration

Amazon Bedrockのエージェントは、特定のタスクを実行するためのAIアシスタントです。新しく追加されたmulti-agent collaboration機能は、「スーパーバイザーエージェント」という調整役のエージェントが作成され、その指揮のもとに様々な専門性をもつエージェントが細かいタスクをこなし、スーパーバイザーエージェントと情報を交換しながら最終的なレスポンスに統合されます。

Amazon Nova

Amazonが開発した新しい基盤モデルのシリーズ、Amazon Novaが発表されました。

  • Nova Reel
  • Nova Pro
  • Nova Lite
  • Nova Micro
  • Nova Canvas

がAmazon Bedrock上で利用可能です。

また、Coming Soonとして、Amazon Nova Speech-to-SpeechAmazon Nova Any-to-Any の登場がアナウンスされています。

Amazon Q Developer でコードレビュー、ドキュメント生成、ユニットテストがサポート

GitLab Duo with Amazon Q

Amazon Q Developerが.NETアプリケーションのコード変換をサポート (Preview)

Amazon Q Developer のコード変換機能が .NET をパブリックプレビューでサポートしました。
既に Java がサポートされていたのですが、.NET をはじめ様々なプラットフォームの変換機能が Amazon Q Developer で今回サポートされています。

Amazon Q DeveloperがVMwareワークロードのクラウドネイティブアーキテクチャ変換をサポート

一般的なVMware移行ジョブは、様々なステップを踏む必要がありますが、Amazon Q Developerがそれをサポートし、 継続的に学習の上で移行プランを動的に更新してくれます。

Amazon Q Developerがメインフレームアプリケーションの変換をサポート

Amazon Q DeveloperがAWS環境の調査に対応

Amazon Q DeveloperがAWS環境やリソースを理解した上で何らかの問題が起こっているか?の調査と問題を解決するための次のアクションの提示を自動化してくれます。

QuickSightとAmazon Q Businessのデータ連携が可能に

ISVがAmazon Q indexと統合可能に

Amazon Q Businessで複雑なワークフローを自動化

Amazon SageMaker Unified Studio

Amazon SageMaker Lakehouse

まとめ

以上、re:Invent 2024の目玉である、Matt Garman CEOによるキーノートで発表された新サービス/新機能のまとめでした。今回はMatt Garman氏がAWSのCEOに就任後、初のキーノートでした。近年のCEOキーノートでは、多くのサービスを広く紹介することが多かったですが、今回はCompute/Storage/Database/AIに絞って深掘りする内容でした。

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